「ドールハウスタウン(仮称)」

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去年の秋に「亥辰舎」(京都の出版社さん)からドールハウスの本への参加を誘って頂いていて、今年に入ってからもっぱらそれのプランと小物作りに専念しています。
小物を作って行くと全体が気になり図面を引き直し、図面を引いてプリントアウト上に小物を並べてみるとまた作り直したくなり、ちっとも進みません。ハウスを作る時に私が毎回陥るスパイラルです。
先ずはたくさん作った本たち。
Books.JPGのサムネール画像

昨夜、宇江佐真理の「今日を刻む時刻 髪結新三捕り物余話」を読んでいて、文庫本のための後書きに心打たれてしまいました。宇江佐真理は2015年に66歳で亡くなりました。その本の後書きに「私は真人間になるために作家になった」と書かれてありました。彼女は自作の中で登場人物に出会い、学び、考え、悩み、耐え、それが彼女の人生の指標だったと。そして、一時は引退を考えたけれど、そんな宣言をしなくても書けなくなったときが終わりの時であり、シリーズ物を終わらせなければならないという強迫観念にとらわれていたけれど、それも自然に任せれば良いのだと、最近気づいたと書いていたのです。それから5年余りで亡くなりました。
長年彼女の作品が文庫化されるのを楽しみにしてきた読者としては、後数冊で彼女が残していった作品を読み尽くしてしまうのは、とても悲しいです。
 

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