October 2014 Archives

「静の部屋」家具製作

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8月初めに芳賀一洋先生から突然電話が入り、頼みたいことがあるので私の工房へ来る、と言うのです。1時間もしないうちに現れた先生は、私の工房の散らかり方を嘆き、その後こう切り出したのでした。
映画の撮影用のミニチュアをいくつか頼まれたんだけれど、時間がないからほとんど知り合いを紹介した。しかし、一つだけどうしても作ってくれと頼まれて引き受けてしまった。ついてはそのための家具を作って欲しい、と。そして、写真(古民家を使った実写のイメージ写真)と台本を見せてくれました。台本にはすでに芳賀一洋の名前が…。台本の設定は昭和17〜18年の東京阿佐ヶ谷、主人公の祖母「静」の少女時代の部屋です。
今年の5月丸善の展示会が終わって、制作の意欲がわかないままに夏に突入していたので、私でよければ、と引き受けることに。しかし時間が1ヶ月半位しかありません。まず、写真とにらめっこで簡単な図面を引き、芳賀先生に送り、電話で話して、座り机と小引き出しから作り始めました。しかしサイズも色も納得がいかないまま、本箱に着手しました。作ってみるとどうもずんぐりむっくりしてしまう。3度作り直し、座り机もサイズを変え、エッチングパーツも作り直しました。幸いエッチングを加工してくれる方が特急、10日余りで制作してくれたので間に合いました。
9月初めに芳賀先生の工房に伺うと、もうすでに素晴らしい座敷がほとんど出来上がっていました。さすがに判断と制作が速い!
10月初めやっと私も納品完了。芳賀先生に褒めていただきました。芳賀先生の座敷の雰囲気を壊すことなく収まったでしょうか?
こういう仕事に出会えるのは本当に幸せです。

座敷、本棚、小物:はがいちよう 本箱、座り机、針箱、団扇立など:ふるはしいさこ
座敷.jpg

本棚と本箱
本箱と本棚.jpg

机と小引き出、針箱
机&iPhone.jpg

San Jose Good Sam Showのこと

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毎年カリフォルニア、サンノゼのGood Sam Showに参加しているのですが、今年は行くことができませんでした。
Good Sam Showへの参加は毎年シカゴ・ミニチュアショウの時に前Chairperson、Barbaraさんの友人(日系アメリカ人女性)を通じて行っていたのですが、今年彼女は病気でシカゴに来られませんでした。シカゴから帰ってすぐに参加打診のメールを送ったのですが、現Chairpersonからの返事は、満員で、もしキャンセルがあったら知らせる、というものでした。そのまま夏になり、Good Sam ShowのHP上のディーラー名にも私の名前が出ないので、フライトやホテルのことを考えて諦めました。
ところが9月20日過ぎにGood Sam ShowのHP担当者から、新しい作品の写真を送って欲しい、とのメールが入りました。私は参加出来ない、と言うメールを送ると、すぐに心配した返事が来ました。続いて前のChairperson、Barbaraさんからの「あなたのテーブルは確保されている。どうしたの?」というメール。現Chairpersonとのやりとりを説明したメールを送ると、Barbaraさんからていねいな謝罪の返事が来ました。現Chairpersonにちゃんと引き継いでいなかった、という内容で、来年は40周年なので必ず参加して欲しい、あなたのテーブルは確保しておくから、といううれしい内容でした。
ですので、今年のSan Jose Good Sam Showは友達が帰ってから話を聞き、来年は是非参加したいと思います。

10月になってしまいました。

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10月になってしまいました。
4ヶ月もブログの更新をさぼっていたことになります。すいません。
この夏は去年、一昨年に比べ数段体調がよく、よく遊び、よく遊び、そして制作しておりました。
6月のクロアチア、スロベニア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、そしてフランスの旅は無事終わり、たくさんの思い出をいただきました。アドリア海はとても美しく、プリトビッツェは絵の中にいるような美しさで、1000キロ以上の車の旅を楽しみました。
最後のフランスでは、パリのミニチュアショウで思いがけない出会いがありました。クロアチア滞在中にパリ在住の日本人女性からメールをいただき(このHPを見たようです)、フランス人ミニチュア作家が私が作っているミニチュアパーツを欲しがっているが買えるか、という内容でした。もちろん可能だが今ヨーロッパにいるので、時間がかかると返事しました。そしてパリのミニチュアショウに行くと付け加えると、そのフランス人ミニチュア作家はパリのショウで展示する、というのです。
そのタイミングと出会いにビックリです。何度かのメールのやりとりの後、ミニチュアショウ会場の入り口でメールをくれた日本人女性と待ち合わせをすることになりました。そして彼女からフランス人作家を紹介してもらいました。幸い彼女は英語が堪能でで、いろいろ話し、私は彼女から材料を譲ってもらい、私は彼女に私のミニチュアパーツを渡すことになりました。9月に日本人女性が帰国するのでそこで品物を交換することに決定。その交換も無事終わりました。
なんだか奇跡のような出会いで、フランス人作家(Marie-Laureさん)は素晴らしいアンティーク・ミニチュア家具を作る方でした。何と、午後に彼女のテーブルに行くと、すでに作品は完売していたのでした!

Marie-Laure.jpg