OGUISS

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「荻須高徳展〜憧れのパリ、煌めきのベネチア〜」に行ってきました。1月16日まで日本橋三越本店で開催されています。

荻須高徳の絵に初めて出会ったのは、大学に入った頃、偶然入った銀座の日動画廊でした。衝撃を受けて暫くその絵の前に立っていました。

その数年後大学最後の年の夏、私はパリ留学していた高校時代の友人を訪ねました。モンマルトルの丘の中腹に住む彼女の部屋に転がり込んで、パリを歩き回って夏から秋の3ヶ月を過ごしました。モンマルトルの階段も坂道もテルトル広場もサン・マルタン運河も、そこは荻須高徳や佐伯祐三や藤田嗣治の世界でした。
私は靴をすり減らして毎日歩き回りました。歩き疲れるとオランジュリー美術館でモネの絵に囲まれてぼーっとしたり、カフェで1杯のシュエップスで通る人を飽きずに眺めたり。
パリの街と焼きたてのバゲットとチーズとゴシックとロマネスク建築に夢中になりました(並べ方が変ですが)。そして、イル・ド・フランスの森の紅葉の美しさに魅せられました。

それから一生懸命お金を貯めて再びパリの町を訪れたのは6年後でした。
荻須高徳の年表を見ると、私がパリを訪れた頃、彼はパリの町に生きていたのです。
そして、武蔵美時代に薫陶を受けた山口長男先生は荻須高徳の東京美術学校の同級生でした。

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