作品展の搬入まであと4日、やっとやっと屋根が葺き終わりました。1/15の瓦を曲がらずに張っていくことがこんなに難しいとは(ノ_・。)
4日で何とか雨樋が出来上がるといいのですけれど…
毎回、バラエティに富んだ面白い作品がたくさん出品されます。搬入日が怖くもあり、楽しみでもあります。

東京にも雪が降りました。長い間降水なしだったのですから、久々のお湿り。
そういえば、去年の入院中に新宿の雪景色を見たっけ。
私は風邪を引かないように主治医から強く言われている身の上で、今年の寒さと乾燥は身に応えております。先日はついに加湿器を購入。加湿器は窓が結露するので躊躇していたのですが、家電量販店に見に行って説明を聞いたら、最近のものはずいぶん進化している。結局空気清浄機に加湿機能が付いたものに決めました。これが臭いにも敏感に反応するのです。我が家は居間とキッチンがつながっているので、キッチンで料理をすると空気清浄機のニオイセンサーに赤いパイロットランプがつく。そして窓が結露したりはしないのです。その上除菌効果がすごいらしいのですが、見えないので確信は持てません。近所の美容院で、除菌効果99%という空気清浄機を使っていたのに、1年前スタッフが次々とインフルエンザに倒れた、と言う話も聞いてしまったし・・・。
この寒さで工房に行くのが億劫で、追い込んでいなければならない作品作りがなかなか進みません。
天井を固定し、屋根をかけてしまうと見えにくくなってしまう部屋の中の様子です。

「荻須高徳展〜憧れのパリ、煌めきのベネチア〜」に行ってきました。1月16日まで日本橋三越本店で開催されています。
荻須高徳の絵に初めて出会ったのは、大学に入った頃、偶然入った銀座の日動画廊でした。衝撃を受けて暫くその絵の前に立っていました。
その数年後大学最後の年の夏、私はパリ留学していた高校時代の友人を訪ねました。モンマルトルの丘の中腹に住む彼女の部屋に転がり込んで、パリを歩き回って夏から秋の3ヶ月を過ごしました。モンマルトルの階段も坂道もテルトル広場もサン・マルタン運河も、そこは荻須高徳や佐伯祐三や藤田嗣治の世界でした。
私は靴をすり減らして毎日歩き回りました。歩き疲れるとオランジュリー美術館でモネの絵に囲まれてぼーっとしたり、カフェで1杯のシュエップスで通る人を飽きずに眺めたり。
パリの街と焼きたてのバゲットとチーズとゴシックとロマネスク建築に夢中になりました(並べ方が変ですが)。そして、イル・ド・フランスの森の紅葉の美しさに魅せられました。
それから一生懸命お金を貯めて再びパリの町を訪れたのは6年後でした。
荻須高徳の年表を見ると、私がパリを訪れた頃、彼はパリの町に生きていたのです。
そして、武蔵美時代に薫陶を受けた山口長男先生は荻須高徳の東京美術学校の同級生でした。

明けましておめでとうございます。と言ってももう七草です。
昨年は大変な年でしたが、今年はどんな年になるのでしょうか。
本当の意味の新しさが現れる年になることを期待します。
毎年もう少したくさん自分の作品を作りたいと思うのですが、気がつくと目の前の作業に追われています。何しろ私は作る速度が遅い。その上気に入らないと作り直す、を繰り返してしまう。この体力では作業に集中できる時間も短い、と無い無いづくしです。今年は2月に作品展があるので、とりあえずそこに向かって集中していかなければなりません。
今年の目標、もう少し作る速度を上げること(笑)。もちろん精度も上げなければ、ね。
今年もよろしくお願いします。
忘れられない年2011年もあと少しで終わります。
私事では持病の悪化と入院、酸素療法の開始。そして大震災と大津波、原発事故。
3月11日はちょうど酸素を供給してくれる会社の担当者が来ていて、その人と共に呆然と津波の映像を見ました。価値観が変わってしまうような衝撃でした。自分の無力と生きていることの理不尽さを痛感しました。
私の生活も病気によって大きく変化しました。出来なくなったことがあります。一人で気軽に出かけること、普通の速度で歩くこと、教室の後の放課後に参加すること、荷物を持つこと、ベッドのシーツを変えること、パン屋さんでトレーとトングを持つこと、etc。どうしても、「まだ出来ること」ではなく「出来なくなったこと」を考えてしまいます。
それでも連れ合いのサポートを受けながらアメリカのイベントにも参加出来たのですから、幸いとしなければなりません。来年も出来ることをコツコツと出来る限りやりたいと思います。
そして、被災地に少しでも速く普通の生活が戻りますように。明るい春が来ますように心から祈ります。
2011年の最後に今制作中の「ある詩人の家」(1/15サイズ)本棚の写真です。

芳賀一洋先生工作室の作品も今月で終わりです。やっとタイトルも「ある詩人の家」にしようと決めて、来年の2月のクラフト倶楽部展示会には何とか仕上げて展示したいと考えているのですが、入院、シカゴやサンノゼでのイベント等々、私は教室の進行より大幅に遅れています。
屋根瓦は金型を作って型取りで複製し枚数をそろえなければならないのですが、これはあまり経験したことのない作業で、根気も時間も必要です。突貫工事が聞かない瓦にめどを付けておかないと、この先の見通しがつかないな、と考え12月初めから型取りを始めました。
実は教室の仲間であるY氏(ゴジラ作家として有名な方です)が瓦の複製品を作って下さっていたのですが、少し足りません。それに私は「便所」を少し大きくしたので、勢い瓦の枚数も多く必要です。
まず、手元にあったシリコン型で複製品を原型にして小さめの型を作ってみました。シリコンは固まりにくいので、丸1日以上かかります。そこに黒いレジンキャストを流し込むのですが、2液混合のレジンは混ぜ方が難しいのです。最初の物は固まらず失敗。1〜2回成功したと思ったら、混ぜすぎて細部まで流れないで失敗。シリコン型の止め方が緩くて漏れてきれいに行かない、きつく閉めすぎると出来上がった物が薄くなりすぎる。そして、レジンキャストの種類かメーカーの違いか、黒色が同じではありません。古い瓦ですからばらつきがあった方がいいかと思いそのまま勧めました。それにしても奥が深い型取り作業でした。
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寒さの本格的になってきました。そして忘年会シーズンです。11日の日曜日、渋谷クラフト倶楽部の忘年会がありました。芳賀一洋先生と先生の仲間、教室の生徒OBという顔ぶれです。総勢52人、盛会でした。去年は体調を崩して参加出来なかったのですが、思い切って今年は参加しました。
芳賀先生のお仲間には芸大の教授、模型界の神様、ジオラマの神様、フィギアのカリスマ、造形作家などなど、多彩ですごい人たちがたくさん。もうすでに来年2月の「芳賀一洋展」「素武やクラフト倶楽部作品展」へ向かって走り始めているメンバー達です。

高校時代の友人と久しぶりに代々木八幡にあるレストラン「シャンブル・アベック・ヴュ」でランチした。
このレストランは前にも書いたけれど、お手頃な値段でとてもセンスのいい料理を出す穴場的なレストランで、友人の家の近くということもありちょくちょく利用しています。ただし、平日に行くと割合すいていて、ちょっと心配していたのでした。いらぬ心配ですが、ここが長く続いて欲しいという勝手な希望で。
ところが今回は早めに行ったので席が取れたのですが、帰るときには満席で、ランチ終了の黒板が出ていたのでした。
そうすると我々は、予約が取れないレストランになったらいやだな、とか、広尾や六本木に移ってしまったら行きにくくなるし、などとまたまた勝手な心配をするのです。
豚足のカルパッチョ、レムラードソース。豚足というとちょっと引きますが、癖が無くさっぱりとした前菜です。

友人が食べた、メバチマグロとイチゴのサラダ、バルサミコソース。きれいです。
メインは黒鯛のポワレ、春菊のソース。ソースが爽やかで気に入りました。

今年も後1ヶ月、時間がたつのはつくづく速い。寒さは(暑さもですが)苦手です。
9月から3ヶ月かかって作った(月に一回の教室ですので、3回です)生徒さんのフレーム入りひな祭りが出来上がりました。それぞれに個性があって可愛いです。


ジャパンギルドショウが終了しました。来ていただいた皆様ありがとうございました。
19日(土)はあいにくの悪天候で一日中雨だったにもかかわらず、たくさんのお客様にご来場いただきました。
一年ぶりの国内でのイベントにもかかわらず、準備周到とは行かず次回はもう少し、と思っております。
